今頃になってようやく初期のMr.Childrenを真面目に聴き始めた理由。

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Mr.Children
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最近、僕は新しいMr.Childrenを聴き始めました。

とても新鮮です。毎日新しい発見があり、とても楽しいです。

 

Mr.Children活動初期

活動初期。

 

よく色々な音楽雑誌には「活動初期は~」とか「初期のサウンドには~」という言葉が出てくる。

はあ、初期……初期…?

Google先生で初期について検索をかけると「初めの時期」とある。

 

人によって活動初期の認識が異なるのは当然で、こんな事も含めてファン同士でやんや言ったり酒を呑むのが楽しいんでしょう。

 

初めの時期…ですか。

人によってその解釈や思いは様々で「リグプロまでが初期だ!」という人もいれば、「ポップザウルスまででしょ」という人もいる。「いや1枚目だけだから」という人だっているだろう。

 

 

 

そんな僕は初期のMr.Childrenの曲を知らない。

こんだけブログで楽曲や歌詞についてつらつら書いていたヤツが曲を知らないだと?

 

なぜ自分が初期の曲を知らないと感じてしまったのか。その理由は

 

 

初期楽曲の歌詞が出てこない。

 

 

もちろんメロディも追えるし、カラオケでは難なく歌える。

だけどその曲が何の事を歌っている楽曲なのか、誰かに伝えられない。

まずどういうサウンドをしていたのか脳内再生できない。

桜井和寿の声が出てこない、田原のギターパートが口ずさめない、星になれたらの頭でナカケーがいる事はわかる、「逃亡者」の音源は未だにJENが歌っている事がイメージできない。

 

歌詞は出てこないし、下手すると楽曲名すら答えられない可能性がある。

 

こんなにもMr.Childrenが好きとか言っておきながら、彼らの大切なデビューから間もなくして生み落とされた曲を僕は知らない。

 

Mr.Children活動初期の曲を聴かない理由

僕がなぜ初期のMr.Childrenを聴こうとしないのか。

それは僕がデビューから数えて3枚のアルバムを勝手に「初期」とまとめてしまっているからだ。

 

そう、僕は『EVERYTHING』『Kind of Love』『Versus』この3枚をなんとなく初期とイメージしている。簡単に言うと売れる前だ。

 

僕はこの3枚をそれぞれのアルバムの特徴や世界観も碌に把握せず、初期3作として乱暴に頭の片隅にまとめている。

 

桜井さんは2ndアルバムの『Kind of Love』までが、自分の心からの素を出した作品だったと発言しており『Versus』以降は、自分を「他者の希望の虚像」として認識している。
3枚目から作風がぐっとシリアスになるのはその為。

 

そう、1年前にこのブログでMr.Childrenの記事を書くまで初期作品についてのこんな事も知らんかった。

だからこの部分だけ見ると初期3作品なんて強引なくくりではなく、1、2作目、そして3作目というイメージが恐らく正しい。

 

 

 

「新人のバンドを手がけてみたい」と思ったんですよね。プロデュースをやってほしいと2つ話が来た中の、Mr.Childrenはどちらかというと地味なほうだったんです。曲も非力なのに、大きい相撲を取ろうとする相撲取り、若いときの千代の富士みたいな……たとえが古いけど(笑)。

J-WAVE NEWS 小林武史インタビューより引用

小林武史、デビュー当時のMr.Childrenの印象は「地味で曲も非力だけど…」 | J-WAVE NEWS
J-WAVEで放送中の番組『RINREI CLASSY LIVING』(ナビゲーター:村治佳織)。4月28日(土)のオンエアでは、音楽プロデューサー・小林武史さんが登場。音楽活動の遍歴や、プロデュース業から芸術祭の運営など、多岐にわたる活動

 

小林武史が色んな所で散々言及している様に、勝手な脳内イメージでブレイク前のMr.Childrenよりブレイク後のMr.Childrenの方が聴きごたえがあると思ってしまている。

 

何よりブレイク前の彼らの明るく純粋な姿が、僕には眩しいんだ。

音楽や人生に対して無垢であり、前だけを見つめているようなその姿勢。

 

これは僕の個人的な趣向だけれど、どこか影のある作品やアーティストの音楽が好みなんだ。

 

一つの角度からは見る事の出来ない一面があるからこそ、物事は興味深く楽しめる。

夏の甘酸っぱい風景を想起させる『君がいた夏』でデビューした彼ら。

そんな彼らが夏の象徴であるhimawariを、ガラスの様な危うい心情で映し出す美しさ。

 

どこかに別の一面があるからこそ、真正面からの風景がより意味のある物になる。

 

 

僕は椎名林檎も好きだけれど、彼女の初期作品は大好きだ。

椎名林檎こそよく初期3部作でまとめられるけれど、彼女の場合は別だ。

本心とは別だが、世間から求められるパブリックイメージを演じきっている姿がもはや影しか感じないから。

当人がその事象に耐え切れなった姿すらも一つのエンターテイメントとして聴き手の興味にしかならないし、そういったストーリーや心情が楽曲に反映されたサウンドが作品が好きなのかもしれない。

 

だけど、最近になってMr.Childrenの初期作品たちが気になって仕方ない。

 

高校生で止まった初期の記憶

僕がMr.Childrenを好きになってCDを購入し始めたのは、高校生の頃だ。

毎日とにかく彼らの楽曲を聴いていた。

通学中も電車の中でも家のベッドの上でも、とにかく僕のイヤホンからは彼らの音楽が鳴っていた。

 

今でも鮮明に覚えている初めてCDを買った日

どうしても行きたくて雨の中を自転車で走った一夜限りの横浜アリーナ

恋愛、就職、出会い、別れ

僕の様々な人生のページに、彼らはいた。

 

それから僕は今日まで、Mr.Childrenを聴き続けている。

もちろん「最近聴いていないな」という期間もあったけど、最終的にやっぱりここが戻ってくる場所だ、と帰ってくる。あたたかい家のような存在だ。

Mr.Childrenと実家には敵わない【いつ帰っても出てくるあの料理】

 

今まで聴いた回数がもしどこか何かしらの状態で記録されているのであれば数百、いや、数千回といった所か。

 

けれど毎回離れる期間がある。

 

 

人間が繰り返し同じ音楽を聴かなくなるというのは「その対象について新しい発見が無くなるから」という研究があるようだ。

 

僕はおおよそ彼らの音楽から、自分が必要と感じる情報を飲み込みきってしまったのかもしれない。

 

ライブに参加する度に新しい発見や、時が経過して再解釈できる事もあるが、基本的にもう頭にある情報だから面白みが無いのかもしれない。

 

次の小節で頭に入ってくるフレーズが完全に把握できていたり、どんな音が鳴っているか頭の中でわかりきってしまっている。

ライブ音源に至ってはアレンジされた歌い方や、楽器のフレーズそのままが脳内で鳴っている。

もっと細かく言えば観客の声援や一瞬の音で、どの公演収録の映像作品かわかるくらいだ。

 

そんな僕は、初期のMr.Childrenを知らない。

きっと聴き始めた高校時代から、僕の初期作品に対する印象は変わっていない。

 

 

ある日、ふと流しっぱなしにしているウォークマンから初期の曲が流れた。

知っているメロディ、知っている曲。

 

だけど、知らない。この歌たちの事を、僕はまだ全然知らない。

 

だからファンになって20年以上経った今、僕は新しいMr.Childrenを聴いている気分なんだ。

 

新しいMr.Childrenとの出会い

僕の人生の中でこの初期の3枚は、とにかく彼らの曲を覚えたいという気持ちで聴いた作品だ。

いわば流し聴き。通学中やベッドの上でなんとなく聴いて、覚えた気になった。

 

早く次の時代の曲が聴きたい。

なぜならこの次は、名曲がいくつも並ぶあの現象の楽曲たちが待っているんだから。

 

そんな聴き方をしてしまっていた。

 

だけど、もし彼らのデビューからリアルタイムで聴いていたら、どうだっただろうか。

 

『EVERYTHING』で新しい音楽に出会う胸の高鳴りを覚え

『Kind of Love』で大切な『君』への気持ちを思い浮かべ

『Versus』で偽りや理想を語り何かを背負い始める男に出会う

 

そんなストーリーを感じ、フィクションとノンフィクションの狭間で純粋な音楽を求める彼らの温度に触れることができただろう。

 

まだ間に合うか?遅くないか?

新しい物に出会えるか?

 

そんな疑問はアルバムのトラックが切り替わる度に、彼らが拭ってくれる。

僕の耳に飛び込んでくる、4人の音。

 

 

今僕はすごく新鮮な気持ちだ。

 

一つひとつの曲を丁寧に聴いていく。

すると今まで全く聴いたことが無い音が、頭の中に入ってくる。

自分の予測できない音が、ヘッドフォン左右のユニットから鳴り響く。

 

演奏だって歌詞だって粗削りだし、歌の世界観も今ほど深い広がりは無い。

あるのは4人が誰かに認められたいという気持ちと、ただ自分たちの音を聴いてもらいたいという思い。

 

今では絶対に無いようなサウンドのつけ方、ちょっと気恥しいダイナミックな展開、思わず肩が揺れてしまうようなエッジが効いたギターのストローク、真っすぐな恋愛感情を綴った歌詞、サポートミュージシャンのテクニック、ユースフルなコーラス、きっと今とは違う『君』、世のバンドブームとは一線を画くすような新しいポップミュージック

 

そこには今まで僕が知らなかった

いや、気づけていなかったMr.Childrenの音があった。

 

この3枚を聴くからこそ深海やポップ再検証が意味のある物となる。

そして今のMr.Childrenの音が、自分の中で輝く存在になる。

 

ありがとう、Mr.Children。

こんな瞬間が何度もあるから、音楽を聴くことをやめられない。

 

彼らが全く新しい音を出すその日まで、はじめの音をゆっくりと楽しむことにしよう。

 

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