皆さん、自宅の収納で悩み事はないだろうか?
収納用品や家具は揃えてみたけど、なかなか片付かない
どんな風に収納すればよいかイマイチ掴めない
収納はどんな事を考えればいいのか
この記事は、そんな様々な収納の悩みに答えを出せればと思っている。
この間ひょんな思い付きから家にある無印良品の物を数えてみたら、合計300種類という驚きの結果になった筆者。
10年間続けて使っていたらこんな感じだった。
無印良品の収納はとても使いやすく、実用的だ。
今回は僕が自宅の実用例と共に、すぐにマネできる収納術を紹介しよう。
テクニックの前に、アナタの収納の目的は?
まず収納について、あなたが考える理想の収納状態や目的を明確にさせる事が必要になってくる。
雑然と散らばった物をしまう為?見た目をきれいにする為?
整えて気持ちよく生活する為?ただ雑誌のマネをしたいだけ?
ここが明確にならないと、揃えるべき収納家具や収納用品が決まらない。
ちなみに僕の場合は
『自分の時間を最大化する為に、収納用品で整えた部屋をつくる』
これが最大の目的。
僕は普段からやりたい事が多い人間なので
こんな環境を避けたい。だから収納を整えて、生活の効率を最大化する。
ここが自分の中で明確になれば自然に必要な収納のイメージが湧いてきて、無駄な買い物をする事も無くるはず。
では、一緒に考えてみよう。
「私にとって収納は〇〇の目的の為に整える物」
どうだろうか?なんとなくイメージできただろうか?
すぐマネできる収納テクニック【僕のルール】
①見せる収納と隠す収納を意識
収納って一般的に『しまう』というイメージだが、もちろん見せるのも一つの手だ。
すべて完璧に隠された収納スペースは確かに統一感があってキレイかもしれないが、何でもかんでも全て隠す必要はないと思う。
大事なのは『みせる』と『しまう』のバランス。
見せる収納のメリットとしては
こんな良い点がある。
キッチンで見せる収納
見せる収納を使う場所の一例を紹介しよう。
まずは我が家のキッチン。ここでは無印良品のワイヤーバスケットを主に使用している。
ワイヤーバスケットには主に食料品、コップ類を収納しています。
ハッキリいってゴチャついているので隠した方がいいという方もいるかもしれないが、僕にとって収納の一番の目的は生活の効率を上げるという事だ。
キッチンは出す、しまうという行為が多い場所。
そんなキッチンにおいて全てを隠してしまう収納は効果的とは言えないと思う。
その為なるべく作業を早く終わらせる事が目的のキッチンにおいて、何がどのくらいの分量でどこに入っているかをすぐ把握できる事が一番のポイントになっている。
使用頻度が高いコップは、種類が見えて取りやすい様に上段に収納。
食品はどのくらい残っている?どこにある?すぐわかるように見せる収納。
こんな生活の中のちょっとした『?』を解決することが、ストレスが無い暮らしに繋がっていく。
リビングで見せる収納
リビングでは無印良品のスタッキングシェルフを使用している。
スタッキングシェルフは四角の形をした収納スペースが連結されたつくりになっていて、様々なオプション小物家具と組みあわせてアレンジしていける。
ここには僕の趣味である、映画や音楽関連の小物を主に収納している。
上段には音響機器、アロマ小物、そして趣味の雑誌が収納されている。
自分は日々の生活の中で、ここでくつろぐ時間が一番長い場所だ。
その為、リビングの収納は『見せる収納』を中心に展開している。
雑誌は目を通すことが多いため、棚にそのまま並べている。
隣にはよく観るDVDを置いて、モノへのアクセスを容易にしている。
その他にも映画やアーティストのライブDVDが多くあるが、全てそのまま並べると量が多い。
その為、無印良品のスタッキングシェルフ用引き出しを使って収納している。
収納してあるDVDは頻繁に出し入れする物でもないので、場所をしっかり把握しておく必要はない。大体音楽、映画くらいで分けて頭の中にいれておけばOKだと個人的には思っている。
そしてソファで死角になっているマス目には無印良品のブリ材ボックスを置いて、コード類の目隠しに使用している。
見せるところはしっかり見せ、隠すモノは隠す。
これで、見せたいものが映えてくる。
②最短距離でアクセスできる収納環境をつくる
繰り返しお伝えしているように、僕の収納の目的は『生活効率を最大化し、自分の時間を増やす』為だ。
さきほど紹介したような、『見せる収納』で敢えてワイヤーバスケットに入れてアクセスしやすくする方法に加えてもう一つ。
隠す収納には、タグをつけて探しやすくしよう。
物を隠すことができれば部屋は整っていき、美しく見えるようになる。
しかし、中に何が入っているかは不明瞭な部分がある。
そこで、タグづけを行いモノへのアクセスを容易にする工夫が有効になる。
こちらはリビングにある収納スペースの模様。
無印良品のポリプロピレンファイルボックスと引き出しケースに小物や書類系を入れている。
外見は白やクリアで統一されていて整っていまるが、見た瞬間にどこに何が入っているかわからない場合がある。そこで、タグをつけた管理がおススメだ。
モノの区分を書いても良いし、家族間で使うスペースを分けるのにも有効だ。
こんな風にタグをつけることで探す時間や手間も無くなってくる。
『モノが返ってくる場所』をつくる事で、誰が入れても元の場所に戻る様に仕組み化できる。
小さな子供がいたり、様々な方が居住されている家庭で有効な方法だと思う。
戻す場所がわかれば、部屋は自然と片付いていく。
③収納用品の素材選びはバランスを考える
皆さんはケーキを食べるときにどんな飲み物が欲しいだろうか。
大体の方が紅茶やコーヒーを想像するかと思う。
ケーキに甘ったるい炭酸飲料やエナジードリンクが出てきたら、残念だ。
それと同じように、収納用品にも相性や適した素材がある。
家の中で配置している収納用品は、部屋の雰囲気や近くの収納用品と馴染んでるかチェックする事が必要だ。
ここで大切なのは収納用品の相性を意識することと、バランスが意識的に取られているかの二点。
我が家の3部屋の収納で例を出してみよう。
リビング収納
先ほども紹介したリビング収納。この中には書類や生活小物を入れている。
【使用アイテム】
・ポリプロピレンファイルボックス
・ポリプロピレンスタンドファイルボックス
・ポリプロピレンケース引き出し
ここでの収納ポイント
・重たい物が多いため形が不安定な収納は配置せず、プラスチック製を主とする
・重たい物が入っている下段にプラスチック製、軽い物が入っている上段に天然素材製の収納
・背丈で程の取り出しやすい高さに引き出しの収納を配置
タグがあるので中のモノがすぐわかる作りに。
二素材をそれぞれ固める事で見た目の違和感を無くし、取り出しやすい配置にしてみた。
収納の扉が白色なので、中の収納用品もなるべくクリアやグレーにしている。
キッチン収納
ここでは食品や食器を主に収納している。
【使用アイテム】
・トタンボックス
・ステンレスワイヤーバスケット
・頑丈収納ボックス
ここでの収納ポイント
・重たい物が多いため、素材がしっかりとしていて手持ちがついている収納用品を配置
・シェルフの素材がステンレスの為、収納用品の素材もトタンやステンレスなどに合わせ統一感を持たせる
・キッチンで使用する収納用品為、油汚れに強く丸洗いできる収納を選択
収納用品には全て手持ちがついている為、重たい食品が入っていても持ちやすくなっている。
シェルフのステンレスにイメージを寄せ、色味や素材を固める様に意識している。
ベッドルーム収納
ここでは寝具や洋服を主に収納している。
【使用アイテム】
・ポリエステル綿麻混・ソフトボックス
・ステンレスワイヤーバスケット
ここでの収納ポイント
・収納している物が軽く、寝室のイメージを柔らかいイメージに合わせソフトボックスを採用。
・しかしシェルフ自体は素材がステンレスの為、ステンレスのバスケットも使用(再度着用する衣類等を収納)
・ソフトボックスと棚上小物のかわいらしさ、ステンレスの無骨さを均等にバランスを考えミックス
イメージを柔らかく統一するのではなく、異種も敢えて取り入れバランスを取っている。
洋服も同様ですが形やバランスを間違えなければ、異種を混ぜる組み合わせは感じよく見える。
この様に床や壁の色や素材、収納家具の色や素材、隣接する収納用品の特徴、使用環境を考え収納用品を適切に配置する事で、見た目だけでなく使い勝手の良い収納になると思う。
一方に傾倒するのではなくバランスを考え上手く組み合わせる事で、こなれた部屋のイメージになるのではないだろうか。
④収納には余白を持たせる
これはよく言われる事ですが、収納は完ぺきに全て詰め込まずに空間に余裕を持たせることが大切。
特に見せる収納は、これが大事なポイントになってくる。
どこか一部にスペースがあることで、それ以外の物が引き立つ。
結果、見せている物がしっかりと目立つ結果になる。
また、全て完ぺきに詰め込んでいる収納は少し息苦しさを感じるもの。
加えて、新しい物を買った際に何かを捨てる選択をしなければならない。
これは以前に洗面所の収納改善をした際の写真。
改善前は空きスペースにとにかくモノを詰めれるだけ詰めている。写真から伝わるように、圧迫感がすごい。整理もしにくく、モノを取りにくい状態です。
対して改善後はモノが取りやすく、新たに日用品を購入してもすぐに収納できる状態。
この余白や余裕が見える状態が、収納の在り方として健全だと言えるのではないだろうか。
我が家のリビングに配置しているシェルフにも、敢えて空けているスペースがいくつかある。
詰める所は美しくモノを配置し、抜け感を作ることでバランス良い収納にすることができる。
予めスペースを作っておくことで、視覚的にも気持ち的にも余裕をもってモノを迎え入れる事ができる様になる。
意識的な余白は心に余裕を持たせ、見る人の意識や想像力を掻き立てる。
収納は、余白をイメージしながら行っていきましょう。
いかがだっただろうか?
どれもすぐに行動に移せるものばかりだと思うが、まずは自分の理想の収納イメージを固める事が最優先。
イメージが固まれば、あとはゆっくりと自分の収納環境を整えていこう。
今回の我が家の収納例で、少しでも何か参考になる部分があれば幸いだ。
一緒に気持ちの良い生活を目指しましょう。
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