ネタバレって何がダメなの?自分を守り相手を傷つけない為に。

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皆さん、ネタバレってされた事ありますか?

楽しみにしていた映画の結末、コンサートのセットリスト、漫画の展開…

ネット社会の発展と共に、娯楽の楽しみにも様々な要素が絡む様になりました。

 

でも待ってください。

 

ネタバレって何がいけないのか。
どこからがOKでどこからがダメ?
過剰に反応し過ぎなのでは?

 

今日はそんなネタバレの本質について、ちょっと考えてみました。

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ネタバレとは

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ネタバレとは、作品(小説、劇、映画、漫画、ゲームなど)の内容のうちの、物語上の仕掛けや結末といった重要な部分を暴露してしまうこと。 またはその情報のこと。 物語性のある内容以外にも、生中継ではないスポーツの勝敗などが意図せず露見してしまうことに対して用いられることがある。
ネタバレ – Wikipedia
ネタバレ – Wikipedia本文より引用

コンサートであれば『楽しみにしていたセットリストを見てしまった』

推理小説であれば『犯人をネットの情報で知ってしまった』

映画であれば『結末を知人に話されてしまった』


こんな感じですね。
楽しみにしていた対象物について知りたくなかった事実を知ってしまい、喪失感を持つ事。

やっぱり自分で体験する事が、楽しみですからね!




けどここでちょっと立ち止まって考えてみました。

『果たして結末や物語の核心だけが絶対的なゴールなのか』

 

楽しみ方の違い

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刑事コロンボ、古畑任三郎、東野圭吾のガリレオシリーズ

上記の作品は、冒頭で犯人が明かされます、
これらの作品は『倒叙(とうじょ)ミステリー』という分類で、犯人目線で描かれたり人物に感情移入しやすい脚本が特徴です。
事件解決に向けた視点や進み方が、通常の脚本とは異なっています。


つまり作品によっては、ミステリーという分類でも『犯人が誰か』という事が絶対的な娯楽条件ではないという事です。

あくまでも、楽しむ一つの要素という事。


僕の好きなクリストファーノーラン監督作品で『メメント』という作品があります。

これは冒頭で主人公が男を射殺するシーンがあるのですが、そこからフィルムの逆回しで描写されるという脚本になっています。
倒叙に近い物ではあるのですが、逆回しのセクション毎に新しい発見がある作りになっており、全く新しい感覚で物語を楽しむ事ができます。

頭をフルに使う面白い作品です。ぜひ興味がある方は観てみてください!

 

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また、僕はMr.Childrenが好きです。


コンサートのセットリスト(演目)は毎回何を演奏するか楽しみにしています。

けれど、セトリを予め把握していくツアーもありました。

『DOME TOUR 2005 ” I ♥ U “』
このツアーは僕の人生の中で2回目のツアーでした。もう内容が楽しみで楽しみで…我慢できずに見てしまったんです。
この当時ネットを使い始めた僕は『インターネットってこんな事も調べられるの!?』みたいな感じだったので、ホイホイ情報を浴びてしまってました笑

 

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『Tour 2009 ~終末のコンフィデンスソングス~』
こちらは当時付き合っていた彼女を初めてミスチルのツアーに連れていこうかと悩んでいた時。
ミスチルのツアーって基本万人が楽しめるスーパーエンターテイメントショーになっている筈なんですが、たまに凄い玄人向けのセトリをぶっこんでくる時があります。笑
付き合いたての彼女に「なんか知らない曲ばっかでよくわかんなかった…」なんて言われた日には…笑
なので『今回のセトリはライトファンが満足いく物かどうか』を下調べする為に敢えてネタを見ました。

 
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結果からすると…どちらも最高に楽しめました。

” I ♥ U “ツアーはセトリもコンセプトも内容も、理解するには割と深いツアーだったので、一度事前把握してから聴きに行くことで落ち着けたと思います。

終末の~方はただ単純に楽しかった笑。



勿論好きな物を体験する時って最高に快感な訳ですが、同時に興奮で何も憶えてないってありません?
ただ目の前で起こっている出来事が衝撃で、事実をオンタイムで消化できない…そのまま終わる…


対して予めしっておけば、より理解を深めて感じる事ができるんです。



『衝撃と感動による浴びて心の揺れを感じたいタイプ』
『事実を把握した上で熟考するプロセスを楽しむタイプ』

この2種類の考え方が存在すると思うんですよね。


これは人によって違ってきます。


手品のタネを最後まで考えたい人もいれば、知りたくて仕方なくて種明かしをすぐに頼む人もいるんです。


じゃあネタバレは何がダメなの?

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楽しみ方が違うなら、何がダメなんだ?

悪とされている物はまさにこれ

『楽しみ方の違い』

この考え方の違いを自分のエゴで一方的に晒し、相手の楽しみを奪う事こそが最大の原因。


ネタバレをしてしまう人は『その事象を既に体験している人です』

つまり、好きな物に対する高揚感や幸福感で溢れている状態。
そんな気分が高まった人間の心理として『誰かに教えたい!』『共有したい!』という気持ちになっているんです。

それが何も知らない相手を目の前にすると自分のエゴや優越感、感情を優先してしまうから起こってしまう。

その人にとっての最高な光景や感情、思い出になる筈だった体験を奪う行為。

優越感からくるマウンティングをして、他者より満たされているという感覚に浸る為に行ってしまうんです。


『これくらいのネタバレなら大丈夫だろ』


おいちょっと待てやこらあああああああああああああ


この認識がまず間違っています。

なぜならこれは発信者側の完全なる思い込みと主観であり、他者との共通認識でも何でもないから。
発信者はもう知っている余裕から、大丈夫だろうという勝手な思い込みに陥ってしまってるんです。

一方受け取る側の人は、情報に踊らされるだけです。
そこから色々な推測をしたり不確かな推測で『もしかしたら当たっているのかも…』という不安な気持ちになります。

される方としては避けたいですよね。自分の楽しみを一瞬で奪われてしまうんだから。


する側とされる側では、状況や心理状態が異なっています。

だから一方的にネタバレの様な発言は慎むべきなんです。


どうすればネタバレを防げるのか

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ネットが発達した現代において、日常生活でネタバレを喰らわないようにするには少し工夫が必要です。
特に多いのがSNSによるネタバレ。日々使用しているツールや生活において、どんな対応が必要なんでしょうか?

先に公言しておく

情報はどこから飛んでくるかわかりません。
友人との話やSNS等、多方面からネタバレはあり得ます。

先制の意を含め、自分から『私はまだ体験していない』というアピールをするのも一つの手です。

「私はまだ観ていないんだ」と会話の頭に伝えてもいいですし、SNSのプロフィール欄等に表記してしまうのも良いですね。
よほど悪意のある人と繋がっていなければ、相手も理解をしてくれます。

ネタバレしないようSNSにフィルターをかける

Twitterを使用している場合、タイムラインで不用意にネタバレを目にしないため『ミュート』という機能が効果的です。

ミュートは呟きを目にしたくない避けたいユーザーに対し設定できる物ですが、キーワードのみの設定も可能なんです。
これにより関連するキーワードが表示されなくなり、ネタバレを防止できます。

僕も衝撃的な結末が用意されていると予告されていた『アベンジャーズ』シリーズの公開前は、ミュート機能をフルに使っていました。

ネタバレしないようネットを利用しない

フィルターをかけても、他のウェブページから不用意に情報は飛んでくる物です。
なかなか難しい事ですが、公開日や発売日までネットをある程度制限するという自衛方法。

関係ないメディアの情報も確認できなくなってしまうのでなかなか難しいですが、どうしても知りたくないしという強い気持ちがある場合はこちらをおススメします。少しの間と思えば我慢もできるかもしれませんね。


ネタバレを気持ちよく気遣える様に

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人によってネタバレの尺度は違います。
ライブの曲さえ知らなければいいという人もいれば、そのアーティストのヘアスタイルや衣装さえ知りたくないという人もいる筈です。

楽しみ方は人それぞれ。だから気を付けたいけど、神経質になるのも嫌ですよね。

『自分がもし素晴らしい体験をできなかったらどう思うか』を考えれば、自然と節度ある接し方や楽しみ方になるんではないでしょうか。

好きな物を楽しみにしている気持ちは誰でも一緒なんです。

あたたかい気持ちで皆が楽しめる様に、気遣える様なコミュニティが最高ですね。

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