音楽がつくる人間性。もう一度若かったあの頃の音楽を聴いてみよう。

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こんにちは、kumaです。

 

突然ですが皆さん!

 

皆さんは13歳〜14歳の頃、どんな音楽を聴いていましたか?

 

実はこの頃に聴いた音楽が、その後の人格形成や人間性に大きく影響を及ぼしてくるんです。

 

あなたの好きな音楽を思い出しながら、読んでみてください!

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13〜14歳の頃の音楽嗜好

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皆さん

聴いていた音楽、思い出しましたか?


こんな記事を見つけました。


今回おこなわれた、Seth Stephens-Davidowitzによる音楽の好みに関する研究。
Spotifyのデータをもとに人々の聞く音楽を分析した結果、10代の時聞いた音楽が、その後の音楽の好みに最も大きな影響を与えることが判明した。

1960年~2000年のBillboardのチャートを調査し、それを年齢別の選曲ランキングと照らし合わせて分析。男性の場合は13~16歳の間にリリースされた曲が、大人になってからの音楽の好みに大きな影響を与えるとのこと。平均すると、男性の最も好きな曲は、14歳の時にリリースされた曲であることが多いそうだ。

女性の場合は男性より少し早い。11~14歳の時に聞いた音楽の影響が大きく、平均13歳の時にリリースされた曲が最も好きな音楽になるという。女性のほうが男性より幼少期に受ける影響が大きいらしく、好みを形成する年は思春期の終わりと重なることが明らかになった。
大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている – FNMNL (フェノメナル) 記事内より引用

 

つまりまとめると



13歳~14歳の頃に聴いていた音楽が、大人になってからも最も好きな音楽である。




面白いですよね。



僕が13歳から14歳の頃に聴いていたのは


Mr.Children、SPITZ、椎名林檎、宇多田ヒカル、aiko…


こんな感じでしょうか。

ザ・邦楽って感じですね笑




この頃から慣れ親しんだ音楽が、今の皆さんの人格形成の一端を担っています。


どこでどういう風に聴いていましたか?


思い出してみてください。



自分の部屋で一人で?
両親と車の中で?
テレビから流れていた?
始めて買ったCD?



様々なシチュエーションやきっかけがある筈です。


この頃の音楽が、何らかの形でアナタのアイデンティティになっている。



あの頃の曲がテレビやラジオ、街中から流れてくる事ってありますよね。


単に『懐かしい』で片づける事ができない感情が込みあげてきませんか?

その時の記憶がブワーーーーーっと蘇ってきたり、音楽以外の感情が糸のように繋がって見えてきたり。


考えてみてください。


今の自分との繋がりは何かありませんか?



現在聴いている音楽のルーツがあったり

言動や挙動、人間性が歌の内容やアーティストに影響されていたり



今のアナタと繋がっていません?




これらの理由は、至極当たり前ですが


自分が好きだったからです。



好きな物に影響されるのは当たり前の話。

それが自分にとって何らかの形でプラスになると考えているから、好き好んで関係を持ったり知りたいと思う訳です。


僕の好きな音楽

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思春期は過ぎ、私は20代になりました。
そんな若い頃は、とにかくバンドが好きでした。


SPITZ、サカナクション、Base Ball Bear、フジファブリック、GRAPEVINE、くるり、TRICERATOPS、東京事変、Cymbals…

この辺りのど真ん中な邦楽を、ずっと聴いていました。



それから暫くして、ソロシンガーやユニットも好きになりました。

ORIGINAL LOVE、岡村靖幸、Salyu、清竜人、aiko、宇多田ヒカル、王舟、スガシカオ、土岐麻子、秦基博、星野源、吉澤嘉代子、藤井隆、キリンジ、Spangle call Lilli Line、Perfume…

バンドから離れ、自由度が高い音楽にも触れました。
感性が広がったと共に、音楽の楽しさを感じた時期でした。



30代になり、改めてマーケットの流行りや若い人が聴く音楽にも触れてみました。

cero、chelmico、D.A.N、Nulbarich、PUNPEE、Official髭男dism、SIRUP、あいみょん、STUTS、Suchmos、水曜日のカンパネラ、tofubeats、岡崎体育、ゲスの極み乙女、indigo la End、鈴木真海子、フレンズ、向井太一

年齢を重ねれば重ねる程、新しい物を求めなくなります。
だからすごく刺激を受けたし、単純に気持ちよかった。


浅いなりに、邦楽を色々と聴いてきました。



けれど僕にとって、絶対に揺るがない存在。



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『Mr.Children』『椎名林檎』


結局ここでした。


自分の根っこはここにしかない。



『Mr.Children』

ミスチル現象というムーブメントが過ぎた1997年。
私は彼らの音楽を好きになりました。

耳なじみが良く、口ずさみたくなるメロディー。小学生の私でも、スッと入ってくるその音楽性。


友人と貸し借りしたCD、音楽番組から流れる桜井さんの声。
通っていた病院へ、いつも持って行っていたMDプレイヤー。
自転車で川沿いを走りながら、口ずさんだヒット曲。


もうMDが溶けるくらいに聴き続けた、あの頃のMr.Childrenの音楽。


『音楽を聴き始める』という思春期の私からすれば、少し大人びた行為。

そんな喜びを多くの人と共有できるアーティストが、彼らでした。




そんな僕の世界に、一人のアーティストが矢のごとく飛び込んできました。


『椎名林檎』

独特の歌詞と様式美。

圧倒的な世界観で、平和だった私のMDをどんどん浸食していった林檎色。笑

なんでこの人は刀で車を真っ二つにして十字架の前でギター弾いてナース姿でガラス割ってんだ。
しかもゴスロリのジャケに、ライブでは拡声器で聴き手に歌う彼女。

もう訳がわからなかった。

その頃の僕にとってはMr.Childrenと全く真逆の世界から来た人であり

もう目で追い続けるしかない存在。


どんなぶっ飛んだ楽曲や世界観を出し続けても


『椎名林檎なら』という有無を言わさず聴き手を納得させる、その自作自演っぷりに私はドはまりしていった。




他のアーティストが、幹から伸びる葉だとしたら


この二人は、木の幹そのもの。


僕にとって音楽の広がりって、木の様な物だと思います。



幹があって、そこからジャンルとなる枝が広がっていく。

枝だから葉が生えて、新しい音楽を知る事ができる。


それを少し離れた所から眺めた時に、その人がどういう木を育ててきたかわかる気がします。


ずっと水をあげてきたのどうか。
風が吹いて落ちた葉もあれば、今まさに生えようとしている葉も見える。


その木が『人の形』をしている。



僕の人間性といえば、少し控えめで温和で無害な感じ笑


今思い返すと内々に感情を持ちやすく、物事を話す際に考えてから相手に伝えるタイプだと思います。
対外的に積極的な感じでは無いですね。



確かに若い頃に好きだったアーティストを見るとサウンド重視というよりは、歌詞の世界観や内省的な表現を得意とするタイプの音楽を好んでいると思います。


その人たちが紡ぐ言葉や考えが自分の知識や表現として肉付けされていき、今の『自分』という存在を少しずつ作っていく。



たかが音楽ですが、とても重要なんです。


 

一周した感性でもう一度

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では今、あの頃に聴いた音楽をもう一度耳にすると

どう感じますか?


「あああああーーーーーーー懐かしい!!!!」
「若い頃よく聴いた聴いた!」



こんな感じになりますよね。



けれど、それだけでは無くて



思春期の頃に受けた印象とは、曲が明らかに違って聴こえませんか?




何故なんでしょうか?



若い頃にわかったつもりで背伸びをして聴いていた音楽。

その後に様々な経験を積んできた今の自分には、全く違う曲の様に聴こえる。


アナタは様々な経験を経て、大人になりました。


それは


歌の中で歌われている内容が、本当の意味で分かる様になったんです。


社会、恋愛、人との繋がり、自分とは誰か。



つまり、昔は『なんとなく格好良い事を言っている』としか感じられなかった音楽が

『自分事として共感でき、答えを自分の中で導き出せる』様になったんです。


こうすると、歌の世界は全く変わってきます。


歌詞の本来の意味を理解でき、歌い手の伝えたかった事が自分の中に入ってくる。

言葉を一つひとつ噛み砕き、感情や経験と共に消化する。




私の好きなアーティストの楽曲で、こんな歌詞があります。

ああ世界は素晴らしい

Mr.Children CENTER OF UNIVERSE

この人生は夢だらけ

椎名林檎 人生は夢だらけ


これ、14歳が聴いたらそのままの意味で受け取りますよね。

なんて素晴らしく明るい表現だ、って。


もしくは、いやそんな事ないよ。全く違うよって。



けれど、大人になって再び聴くと


その言葉に含まれた重み、意味、皮肉、希望、比喩、歌い手の人生、思いが初めてわかります。

言葉の中の二面性が、理解できるようになったからですよね。



この二人のアーティストは、音楽界の最前線で常に走り続けてきました。

挫折があり、自分と対峙し、乗り越えなければならなかった壁を超え

そして今も人々に希望を与え続けています。


そんなアーティストが綴る言葉。



その意味を理解するのに、ようやく自分の人間性が追い付いてきたんです。

自分も、小さいながらも同じ様な体験を経てここにいるから。




この様に14歳という多感な時期に聴いた楽曲を、今の感性でもう一度耳にするというのはとても大きな意味がある事なんです。


あの頃には無かった発見や感動、新たな良さに出会えるチャンスがそこにはあります。


あなたの音楽プレイヤーには、あの頃の楽曲が入っていますか?


プレイリストは人を表す

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そんな毎日聴いている音楽。


音楽プレーヤーのプレイリスト、人にすぐ見せる事ができますか?

なんとなく恥ずかしい気持ちってありませんか?


ありますよね。これだけは誰にも内緒だったのに的なやつが笑





それは『プレイリストが人間性を表すから』なんです。


前述しましたが『好んで聴く音楽には』その人の願望や、そうありたいという共感性が表れます。


つまり精神性が、その音楽やアーティストに寄っていくという事。



挙動、話し方、歌詞の内容、表現の仕方

様々な部分に自分との共通点を見つけ共感したり、憧れを持って近づいていきます。




性格が明るい人が、絶望の全てを表したような暗い曲を好む
性格が暗い人が、どこまでも飛びぬけた様な明るい曲を好む


想像しづらいですよね?



プレイリストってかなりパーソナルな情報だと思うんです。

その人の趣味嗜好や、人間性がかなり反映されている事が多いので。


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はじまりのうた 公式ページより出典 http://hajimarinouta.com/


僕の大好きな映画で『はじまりのうた』という作品があります。

僕がこの手の映画を好きなのって、自分でも結構以外です笑
何も考えずに、単純に頭にスッと入ってくる良さがこの映画にはあります。


ニューヨークで音楽が好きな男女が出会い、互いに刺激をしあい成長していく話。

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はじまりのうた 公式ページより出典 http://hajimarinouta.com/


共同作業であるレコーディングを機に、二人が少し親密になり始めるシーンがあるのですが…
そこでプレイリストを見せよう!という話になります。

「プレイリストでそいつがどんな奴かがわかる」というセリフと共に、お互いの音楽を聴く。


プレイリストを見せる=二人が心理的に近づくという事が暗喩されたシーンになっているんですよね。

ここで互いの好きな音楽に共感し、二人の距離はグッと近づくんです。

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はじまりのうた 公式ページより出典 http://hajimarinouta.com/

 


つまり音楽は人の内省的な感情や、親和を計る一つの要素になっているって事。


音楽の趣味が合うとすぐに打ち解けられた経験、ありませんか?




これ程にプレイリストはパーソナルな存在なんです。

これも若い頃に影響を受けた音楽と同じく、今現在のアナタをつくりあげる重要な要素です。


一度自分のプレイリストを見てみてください。


日頃から自分が考えている事や、誰かに訴えたいメッセージがそこにはありませんか?

それを他人に開示するというのは、相手に心を開くと同義なんです。


音楽がもたらす物って?

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僕はMr.Childrenと椎名林檎が好きです。

思春期の頃から彼らの声や音、紡ぐ歌詞や感情を数えきれないくらい聴いてきました。


音楽に興味のない人だっています。

音楽なんてただの娯楽であり、カルチャーに過ぎない。


勿論そんな考えも理解できます。


けれど僕は、音楽が人生の大きな一部になっている。


僕にとって音楽は、心が動かされる物。


それぞれの曲を聴くと、思い出す風景があります。


映画も大好きなんで、サウンドトラックも良く聴くんです。

そうすると浮かんでくるんです。映画のシーンが。


音楽って単に音だけの世界ではなくて、確実に映像や記憶と紐づけられるんですよね。


だから音楽には、人の感情や記憶。
そして、その人を構成する大切な物が内包されているって感じます。


単に思い出すだけでなく、その時自分がどんな感情だったか。何を考えていたか。そこからどう進んできたか。



たった一つの曲や作品に、自分の何らかのルーツが詰まっているということ。


だから僕はこれからも、音楽を聴く事を大切にしていきたいと思います。


皆さんも、あの頃聴いた音楽がまだ手元にあるなら

もう一度、水をあげる様に。
好きな音楽を聴いてみませんか?

www.housework-kuma.com

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