【岡崎体育】さいたまスーパーアリーナで夢を叶えた瞬間。夢と思いを重ねた最高の時間。

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こんにちはkumaです。

 

私は昨日、岡崎体育の『さいたまスーパーアリーナ ワンマンライブ』に参加してきました。

 

彼はずっとSNSやメディアでこのライブをする事を、一番の目標として公言してきました。

 

以前私は、岡崎体育の記事を書きました。

 

www.housework-kuma.com

 

彼がテレビでネタ曲歌って深夜のバラエティに出てる芸人で無い事は、この記事を見ていただければハッキリわかると思います。

 

今日は彼の夢の話。一人の人間が目標に掲げた、夢の到達点の話を。


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道化の夢

 

taiiku-cawaii-japan.hatenablog.com




彼は勤めていた会社を退職し音楽の道を志してからの七年間、ずっと夢に見てきた目標。



『さいたまスーパーアリーナでライブをする』




きっと言い始めた頃、信じていた人は殆どいなかったとんだと思います。


私はその頃、彼の存在すら知りませんでした。



彼は自らをブランディングし、SNSを積極的に使い『自分』という存在を発信していきました。

テレビで皆が見る彼。飛び道具の様な奇をてらった歌を唄う姿。
傍から見れば、音楽を真面目にやっている様には見えない男。


しかし、彼は音楽を心から愛しています。


実家の自室で小さい頃から使っている学習机に向かい、PC1台で夢を追い求めてきました。


世間では無名のアーティストが、どうやったら多くの人に自分の音楽を聴いてもらえるか。

その入り口を広げる為、道化としての道を選んでいました。


自分のやり方に迷い、挫けそうになったとも話しています。


他アーティストを揶揄した様な楽曲。
それは、最高の敬意や憧れを持っていたからのオマージュに他なりません。


その音楽は才能に溢れ、様々な方面から注目される存在となっていきました。


そして7年後の今日、ついに彼は約束の場所に立ちました。


 

夢の舞台

開演と共にアリーナに響き渡った

「きたぞ!埼玉ぁ!」

という心からの雄叫び。


文字にすると全くもって陳腐で花も無い言葉です。

しかし本当にこの叫びが、あの時の彼の感情を全て表していました。


そこには夢を掴んだ喜びに満ちた顔はありません。




きっと自分の存在を表現する事に、全てのエネルギーを使っていたんだと思います。


この7年間の孤独や苦悩

ここの舞台に立つ緊張、責任

そして喜びや音楽への愛が、このシャウトに集約されていました。



「岡崎体育です!夢叶えにきましたぁ!」



ただ、自分の存在を証明する様に叫ぶ姿。


応援してきてくれた聴き手、家族、友人、仕事仲間、夢を信じなかった人、中傷をしてきた他者



全ての人に向けた


『今この瞬間の自分が、世界の中で一番輝いている存在』という証明。


本当に心を打たれました。


ライブ中に彼から聴き手へ掛けられた、感謝の言葉。


『自分がここにいるのは皆さんのおかげ』
『今、本当に幸せを感じている』


このライブ中に何度何度も、噛み締める様に話していました。





真面目な文章が続いているので、いつもの岡崎体育もお伝えしておきますね。




巨漢に不釣り合いなセンターへの花道の細さ
センターステージ装飾が花ではなく全てエノキ
藤木直人さんに会場警備を頼み予算配分を誤る
ヘアセットや衣装替えの途中に流れる映像が岡崎体育との実家デート疑似体験映像
トロッコで誰も知らない曲を歌い皆が知っている設定で会場周遊する
ぬいぐるみ(てっくん)に一曲丸々歌わせる
心の清らかな人にしか聴こえない曲を披露する



大丈夫です、彼は平常運転でした。最高のエンターテイナーでした。


夢を重ねて

もちろん彼のライブに参加でき、歌を聴けたというのも嬉しかったのですが


夢の瞬間を目撃した事。
アンコールで感じた私の心の内。

私の岡崎体育は、ここに全て集約されていました。




アンコールで歌った楽曲『鴨川等間隔』


youtu.be




この曲は同郷の大先輩である『くるり』のサウンドにオマージュを寄せて(だと思ってる)自分の感じている劣等感や孤独を、憶えやすいメロディに乗せて歌う楽曲。

京都府民の憩いの場である鴨川沿いに等間隔で並ぶカップルに贈る、彼なりの嫉妬と愛を込めた人気曲。


本当にこの曲を聴けてよかった。



彼の楽曲の中には、妬み嫉みをエネルギーに替えている物が幾つかあります。


それは自身の学生生活の鬱屈とした感情であったり、陽の目を浴びている人を羨む感情であったり。


誰もが共感できる様な感情。だから彼の歌は多くの人に響く。





私はMr.Childrenが好きです。



もうこのブログを見ている方には痛々しい程伝わっているかもしれないけれど、人生そのものなんです。


この人たちを超える好きな物に、これから出会わないと言える確信があるくらいの熱量。



その中でも好きな要素の一つ。
Mr.Childrenの桜井さんが紡ぐ歌詞の世界。


誰もが共感できる言葉や情景で、私たちの人生にいつも希望を与えてくれる。


彼の歌は、Innocent Worldに象徴される様に『壮大な独り言』を唄っていると思っています。


誰の心にもある気持ちや衝動や訴えたい感情を、歌という物に乗せて大声で叫んでいる。


だから皆が共感できる。



その独り言を、いっせいのせ!で皆が歌う。

本来は自分の中に閉じこめた感情を、皆で共有するという行為。

これによって皆それぞれが、彼らの音楽を自分の人生の歌にする事ができる。



私もこれを、この21年間聴き続けてきた。



けど、彼の言葉は綺麗で尊すぎるんだ。もちろん愛を込めてね。



もうそこに綺麗に出来上がっている『Mr.Childrenが歌った曲』という安心感がある。


その妙な安心感と信頼感の産物の上に自分の気持ちをよいしょっと乗せて、心の大切な物に変換している感じ。

それは彼がより多くの人の風景や人生に重ねられるように、歌のイメージを限定していない作り方をしてるから。



だからある意味『Mr.Childrenが提供する、虚像としての歌い手』と『それを自分事として深く汲み取って、多幸感を得る聴き手』

この構図。私が映画を観るのが好きな理由も多分同じね。


感情移入ができ、人生の大切な糧にする。


何かこう書いてしまうと陳腐でフィクションみたいに見えるけど、こんな感じでそれぞれの考え方や人生に幸せの付加価値を与えてくれるのがカルチャーの良い所だと思ってます。



で、ライブ会場に戻る。



私はだいぶ前に書いた記事で、自分のパーソナルな部分を少し書きました。

www.housework-kuma.com

www.housework-kuma.com



オードリー若林さんの『ナナメの夕暮れ』を呼んで、ひどく感銘を受け涙した話。


私は若い頃は『自分』という物が無かった。
他人の目ばかり気にして、劣等感の固まりだった。

けどこの本を読んだ前後1年間。考え方は大きく変わった。


この本もその一端。




『鴨川等間隔』を聴いた時、涙がボロボロとこぼれ落ちた。

『ナナメの夕暮れ』を読んだあの時と一緒だ。



この歌を聴いて私に湧いた感情は、誰かが優しく与えてくれた選択肢の中から選んだ感情じゃない。


自分の心の引き出しからすぐ取り出せる悲しさや辛い気持ちを、目の前でスポットライトを浴びているこの人もきっと持ってる。


いや、持っていた。

久しぶりに服でも買うかな 1人で通りを行ったり来たり
無意識にまたネイビーブルーを手に取り無難を求めちまうぜ
世間の目ばかり気にしちまうぜ


パッケージした綺麗な言葉を誰かに届けたいんじゃない。

ただ歌っているんだ。

自分が孤独な頃に感じていた思いを。
誰かに認められたいって気持ちを。


そこに自虐や冗談を混ぜ、馴染めるメロディーを乗せる。


この気持ちを誰かに触ってほしくて。



だからその言葉は拙くて、飾っていない言葉なんだ。


誰しもに経験がある様な一人の人間の感情を、京都でただ一人歌っていた。

楽曲制作、PV撮影、編集、宣伝。
一人の力で作り上げた音楽。


そんな『独り言』が、今このアリーナで18000人を笑顔にしている。


みんなの歌として、大声で共有されている。


孤独と闘いながら持ち続けた夢が、今は一人ひとりの歌になっている。


 

別にどうしてほしいわけじゃない
ただそれくらいの許容や容赦を
保てる心を育みたいぜ
(幹から腐った訳では無いぜ)

 

このフレーズの後


自分の魂を音に込めたギターソロを


何も持っていやしないその両手で、激しく大げさに弾く振りをする。


魂を込めれば 魂を込めれば ちょっとくらいはカッコ良く見える


そう、見かけや技術なんて関係ない。


魂があれば、約束の場所に立てる。


そんな事を、次に歌った『エクレア』で教えてくれました。

友達の家のガンプラってなんかちょっとカッコ良く見える
それとおんなじさ 人のものはなんでも良く見える

今でも誰かに憧れてる 敷布団の上真似してる
想像上のステージと 想像上のオーディエンス
やれるとこまでやろう

 

目の前には学習机とPCしかない部屋から、この景色を7年間ずっと夢見てきた彼。

想像しただけでは未来は変わらない。


彼は自分の目標を達成する為に、きっと周りが想像もつかないくらいの努力をし続けてきた。


自分から何かを発信し、影響を与えられる存在になる。

小さいながらも私も変わり始めた今、何よりもこの強さに心を打たれました。




他人からの評価を気にしてそれに合わせた生き方なんてしていたら

誰かの輝いている姿を見て、羨んだり妬んで自分を守っているだけでは


この人生はすぐに終わってしまう。


誰かに合わせた生き方なんかじゃなく

自分の考えと意思を持って、前へ進まなきゃダメなんだ。


 

いい曲はいい歌はいい人といい場所で
いい曲はいい人とともに


道化を演じた彼が、長い間夢見ていた景色

心からの笑顔を見せて、音楽を楽しんでいる姿。


自分がその夢の一部になっているとしたら


こんなに幸せな事はありませんでした。




私が生きてきた中で、誰かに喜んでもらったり、幸福の瞬間に立ち会った事はあったかもしれません。


けれど


誰かが『人生で最高の夢』をつかみ取る瞬間を見たのは、生まれて初めてでした。


鳥肌が立って、涙が溢れて
その瞬間に会いに来たよと両手を必死に振った


それは私の知っている言葉では、表現できないくらいに何にも代え難い感情でした。


最後のサビ 俺はまだ歌っているんだ
お前ら 覚えとけ俺が岡崎体育だ
俺のBAISIN TECHNOの文字は消えることはない
俺はまだ歌ってるんだよって言ったもののやっぱ口パクだ
いつかはさいたまスーパーアリーナで口パクやってやるんだ 絶対

 

笑って、泣いて、勇気をもらった。

最高の時間だった。




『岡崎体育』




その存在、目に焼き付けてきました。




最後に

『岡崎体育の他に1番好きなアーティストがいる人』っていう呼びかけに対して、手を挙げてごめんなさい。


けれど

あなたの歌は、順番なんかつけられないくらい

私にとって大切になりました。


夢を見せてくれて、ありがとう。





www.housework-kuma.com

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