Search of the Good Life

家事と趣味に生きる30代男性。そんなkumaが考え、綴る日常。

私達が映画館に行かなくなった理由。作品のせいだけだと思ってる?

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こんにちは、kumaです。
皆さん、最近映画を観ましたか?
恐らく映画ファン以外の方は、片手で数えて充分足りるくらいだと思います。




なぜ映画を観る人が少なくなったのでしょうか?

そこには私達も直接関わっている、大きな理由がありました。

映画が離れが進む理由

映画館に行かなくても見る事ができるから

今やテレビ、レンタルショップ、動画配信サービス、スマホ

映画館に足を運ばなくても様々なメディアやツールを使い、映画を観る事が可能です。
わざわざ知らない人の隣に2時間静かに座って観る必要性がありません。


好きな格好で好きな物を食べながら、時間を自由に使って観る事ができるから。
始まる時間も終わる時間も気にする事ありません。


映画の為だけにに外出する、という方は少ないのではないでしょうか。
外出する→何しようか→映画にしよう→あー…時間合わないね→やめよう


一人で自由に様々な事ができる時代において、縛られる事が多い映画館。
人々の足が遠のいてしまうのは、自然なことなのかもしれません。


上映作品の質が低く、料金が高い

世界的に不況の現代において、一般市民の財布の紐は緩くはありません。
本当に価値を感じられなければ、商品にお金を支払いません。

わざわざ1800円を支払って観たいと思う作品がない。


これがかなり大きいと思います。


世界的に見ても日本の1800円という価格は高いです。
アメリカやヨーロッパは800円〜1000円
中韓やアジアは400円〜700円です



テレビでもできる様な陳腐な演出や脚本。
全米が涙した恋人たちの愛の物語。
有名若手俳優ばかり起用して中身の無い作品。


そんな物を体験する為の1800円は余りにも高すぎる。出す価値がないと思われているのです。


本当に良い作品は口コミで着実に広がっていきます。どんな広告よりも実際鑑賞した人の感想が何より一番強いです。
そういった作品には「そんなに面白いなら観に行ってみようかな」と気持ちを動かされます。



映画を観る、作るという文化が成熟しない

現代において映画と商業の関係性は勿論切っても切り離せません。
しかし「映画を通して観客に何を訴えたいか」
これが欠如した映画があまりにも溢れています。

目先の興行収入だけに捕らわれ、脚本すらできる前に
人気取りの俳優でガチガチに固められている。
配給会社の過剰で的を得ない宣伝により作品の本質は薄まり
それに何の違和感も持たずに鑑賞する。そしてポエムや落書きの様なレビューを投稿し満足する観客。


同じ様な内容の映画が繰り返し作られ消費される。観客もまたそれを見に行き次回のくだらない作品製作のお金を落とす。


これではまともな文化として育つ訳がありません。
本当に良い制作陣や俳優がいても
それを良いと判断できず、結果作り手も生活ができなくなる。作品が製作されなくなる。


もちろんマネームービーは必要です。
それによって製作会社も資本を持つ事ができ、大衆的な物から名画座で上映する様な物など、様々な種類の映画を製作できます。


しかしその比率が問題です。
映画を金儲けの為に作るから負の連鎖が続いて行くんです。


「最近観たい作品ってないよね」
これに自分たちも少なくとも関わっているという事を考えている人はどの位いるのでしょうか?


これからの映画の為に映画界と私達ができる事

過剰で本質から外れた宣伝を打ち、足を運ばせ
「1800円払ったけど損をした」「映画ってこんなものか」
こういった感情を持たせてしまうこと。

負の体験をさせる事により、人々の心から映画は
より遠いものになってしまいます。


スマホ等で手軽に得られる情報やSNSでのコミュニケーションで時間とお金を無駄に費やす。
本や映画等の文化に触れ、想像力や思考力を養う機会は減っていきます。


私達の本当に良いと思える物を見極める力と、それに応えようとする映画業界の力と才能。
芸術とビジネスのバランスが上手く取れ、より良い体験をする事ができる機会が増えれば
更に映画は発展をしていきます。


まずは、次の一本を観る前に考えていきませんか?
私達が観たい様な作品が作られる為に。