クマログ

kumaが家事や音楽や映画や考え事について静かに綴るメディア。

人はなぜ『Mr.Children 深海』と検索したがるの?

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こんにちは、kumaです。


おや…あなたもこのワードでここに来たのですね。


Mr.Children 深海』


この2つのキーワード。
インターネットでMr.Children関連のワードとしては、検索される事がすごく多いんです。


なぜなんでしょうか?


今日は

人はなぜ『Mr.Children 深海』と検索したがるの?


Mr.Children 深海』

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ご覧いただいている様に、私はブログを書いています。
元々ライフスタイルブログだった筈なのですが、今や3~4割がMr.Children関連の記事になっています笑

そこで気付いた事…





深海の記事の読まれ具合が凄い。


www.housework-kuma.com


私はかなり前に深海の記事を書きました。

ブログを書き始めて間もない頃の記事なので、今見ても完成度やまとまりが無い…

最高のコンセプトアルバムに対して
『自室の集中した環境で深海を聴いてみる』

そんな浅はかなコンセプトの元に、深夜の退屈な男のどうでも良い内容が書かれている。


1曲づつ楽曲について触れているが、かなり浅い。

夏休みの読書感想文を書いている私に「kumaくん、それは感想じゃなくてあらすじだよ」と教えてくれた先生を思い出す。


今でさえ自分なりに解釈し『DISCOVERY』以降の各アルバムについて考察をしているが、人間とは少しずつ成長するものだなと思うくらい恥ずかしい。




けれど



この記事がコンスタントにずっと読まれている。



ブログをやっている方はおわかりいただけるであろうが、ブログ記事は『アクセス数』という物を自分で調べることが出来る。

アクセス数によって「この記事人気あるなぁ…」とか「やっぱり素材に根強いニーズがあるからだな」等の判断材料になる。


この深海の記事は、SmartNewsに転載され軽くバズった『I LOVE U』と『重力と呼吸』の記事を除いて、明らかに群を抜いて読まれている。


www.housework-kuma.com
www.housework-kuma.com



なぜ、皆『Mr.Children 深海』と検索したがるのか。


少し考えてみた。



Mr.Children 深海』と検索する理由

売上枚数が多い

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そりゃそうだ。

『深海』はMr.Childrenのアルバム作品の中で売上3位で、274万枚だ。

ちなみに2位は『BOLERO』で328万枚。1位は『Atomic Heart』で343万枚。


いや、アトハ改めて凄ぎやん…




そう、当たり前だが…

売れていれば知っている人は多い。


「ねえ、君の好きなアルバムって何?僕は深海!」

「この雰囲気、どことなく深海のミスチルを感じるよね!」

「なんか昔の元カレがずっとミスチルの深海ってアルバム聴いててさ~暗いからマジやめてって言って別れた」



様々な所から、情報が入ってくる機会が多いのだ。

ライターは、音楽誌でことあるごとに深海を引き合いに出す事が多い。

ブックオフでもディスカウントして山のように積まれた夢の遺灰として、陳列棚に重く静かに並んでいる。


Mr.Childrenに触れる機会が多ければ、何らかのきっかけで頭に入ってくるワードなのだ。

だから気になるし、どういう作品なのかを知りたがる。


キャッチ―である

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深海


そう、単純に憶えやすい。

キャッチ―と表現すると語弊があるかもしれないが、そこらへんは『Q』とか『君が好き』等と同じと考えてほしい。


短く且つ、印象に残りやすい。




『ROLLIN' ROLLING ~一見は百聞に如かず』
『風と星とメビウスの輪(Single Version)』
『「(an imitation) blood orange」 』


こんなん友達からおススメされても2日でタイトル忘れるわ


憶えやすいというのは検索する(される)上で非常に重要な要素なのだ。


深海を知るきっかけの瞬間には、脳内に何らかのかたちで深海エッセンスが入ってくる。


因みに『Mr.Children 深海』とグーグル様で検索すると…


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おお…重てえよ…







気を取り直す為に、田原さんの画像も置いていこう。


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癒しをありがとう、タハラ。




友達から重くて暗いアルバムと聞く

CDショップで目にするアルバムジャケットは、海の底に置かれた椅子

雑誌での活字には『活動休止』『桜井和寿の心の叫び』『唯一無二のコンセプトアルバム』やら重々しい言葉の数々


深海に出会った瞬間、タイトルと五感が触れたイメージが繋がりやすい。だから記憶に残る。


心に残った物は、人の興味を引くんですよね。


共感を求めている

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これはタイプ的な話になってきますが…


深海が一番好きな人って大体暗いよ。



あ、ごめんなさい完全に私の主観です。
嫌味ではなく、愛を込めて言っています。


間違いなく傑作だとは思います。




やっぱり音楽って人を表すと思うんですよ。





例えば合コンで好きなアルバムの話になって



『パターン1』

A「REFLECTIONが好きです。ミスチルの本気って感じ。」
B「シフクノオトかな、明るくて聴きやすいよね。」

熊「深海が好きです。毎晩聴いてます。」



私が次のトイレタイムで女子の集中砲火の的になるのは、目に見えている。



『パターン2』


熊「好きなアルバムは?」


A「深海。私にはそれしかない。」
B「ん~とぉ…あの~オレンジ色のやつ☆
ア…あんいみ…あん…マシュマロデイ入ってるやつ♬」


苦慮した末、私は後者を選択する。
まだ彼女の方が人生楽しくなりそうだ。




そして私合コン行った事ありませんごめんなさい。



「(an imitation) blood orange」さんネタにしてごめんなさい。
ちゃんとこちらで、真面目に考察してますよ。

www.housework-kuma.com







林家パー子とかローラに「好きなアルバムは?」って聞いて



「深海一択」



って真顔で答えられたら引くでしょ。




これが「SUPERMARKET FANTASYが大好き!」って言われたら、まだ納得するもんね。


いや…深海って答えられても逆に興味湧くけどよ…



この深海が、陽を浴びている作品で無い事は間違いない。


SUPERMARKET FANTASY』を聴いて
「この時のミスチルは明るいな~桜井さんは一体どんな気分だったんだろう?」

とは、あまり考えないよね?



けれど


『深海』を聴いて
「この時の桜井さん…暗い…。救いが無いくらい鬱やん…どうしてこうなったん…」


と感じた場合やっぱり調べる人が多いんです。

人とは罪な生き物です。

人の不幸や悩み、内省的な物に興味がいくんです。


因みに『Mr.Children 桜井和寿』と画像検索しリンクを調べると、いまだにプライベートを掘り出す様な内容が出ます。

勿論興味がある人が多いから、検索上位に上がってくる訳です。

深海から23年経過し歌い手は大きく変化しているけど、表層的な事しか追わない一部の聴き手は変わらんね。



そして何より一番の要因が

自分自身の心情が、深海のイメージに共感しているから。


現代社会はストレス過多です。

経済不安、複雑になる人間関係、悲しいニュース、過労や自殺、将来への不安…

皆何らかのストレスを抱えていて、同じ様に共感できる何かを探しているんだと思います。


それが音楽、趣味、仕事、人間関係、生活に繋がってくる。


深海の中で描かれる
『争い』『愛する人との別れ』『世の中への不安』『もう一人の自分への問いかけ』『人生の悩み』『苦しみから生まれる力』


これらの要素に、自分を重ね合わせているのではないでしょうか。

失望や孤独感を拭い『自分と同じ人がいる』という共感性の安心感を得ている。


これこそが『Mr.Childrenはそれぞれの人生の中にある』という、虚像としての希望の存在たる所以です。


人の心を引きずり込む『深海』

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だいぶ簡単にですが、なぜ『Mr.Children 深海』は調べられるのかについて書いてきました。

私はDISCOVERYから全てのアルバム作品について考察をしていますが、活動休止前より以前はしていません。


というのも難しすぎるし、そこまで聴き込めていないからです。知ったかぶりはしない。


Mr.Childrenの良さ。

それは4人が音楽に誠実に向き合い挑戦し続け、ひたむきに良い曲を私たちに届けてくれる所。


この4人だからこそ、というのは大前提です。

けれど『桜井和寿』という一人の人間の苦悩や成長を、聴き手として感じるという所も魅力であると思うのです。


DISCOVERY以降っていうのはざっくり簡単に言うと

深海から抜け出そうと自らと向き合い、自己と他者の承認を果たし聴き手への音楽を届ける。


これが彼らが、今日までの20年間でやってきた事です。(重力と呼吸は異なるが)


それってつまり『一人の人間の承認欲求と自己実現の話』であって、割と人生で誰しもがぶち当たり戦う壁でもある。


だから私も考察を、夏休みの読書感想文程度に書けるんです。
あらすじを追いながら主人公の気持ちを追って、自分の感想を載せる。


だけどこの深海にあたる活動休止前は、私なんかには全く想像もつかない未体験ゾーンな訳で。


仕事と私生活が混同して毎日死にたいと思う様な事も
作品が300万枚売れて評価を聞かれても『数字は別の話』と切り捨てる事も
自分を分人化して心の虚無に問いかけるなんて事も

当たり前だけど、全てにおいて経験が無い。

だから僕はあのアルバムってのは―厳しく言っちゃうと、花と名もなき詩の評価であって。
ROCKIN’ON JAPAN 1997年6月号 桜井和寿インタビューより

これ、ホントこれ。
私はきっとこれに、シーラカンスと深海で毛を生やしたぐらいにしか、深海を感じられていない。


『BOLERO』なんてカオス過ぎて、個々の作品に対して何も言えねぇ。


そんな壮大で深い作品だからこそ『深海』は20年たった今でも、聴き手の心を唯一無二の世界に連れて行くんでしょう。


という事で、本日は人々がなぜ『Mr.Children 深海』を知りたがるのかについてお話ししました。


暗い写真が多かった為、最後に深海から少し浮上気味の笑顔の桜井さんの写真でお別れです。

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