こんにちは、kumaです。
皆さん「名もなき家事」って知っていますか?
近年聞かれる様になったこの言葉。
例えを紹介してみましょう。
私「今日夕飯作っておいて、簡単なので良いから」
妻「わかった!まかせて。」
私は仕事に行き、以下は妻の行動と思考。
妻「さ、そろそろ夕飯を作らなきゃ。今日は何にしよう。冷蔵庫の中は、、これしかないわね。
クックパッドで何を作るか調べなきゃ。」
スーパーにて
妻「ええと、これとこれと…これでOKね。
よし!早く帰らなきゃ。」
「ああ以外と重い物ばかり買っちゃった…家が近いからいいけど。」
「さ!帰ってきたー。これとこれは冷蔵庫にしまって…これは常温保存だから棚で大丈夫ね。」
「さて、まずは野菜を洗いますか!
ってシンクが洗い物だらけだー…昼忙しくてできなかったからなー。そして水切りカゴも乾いた食器でいっぱい…やる気しない…お米も炊かなきゃ…」
「よし、なんとか片付いた!あれ、この野菜変な色してる…これ切ったほうがいいのかな。食べれるのかな…助けてグーグルー」
「野菜は切り終わったわ!次はー…」
「完成!ほんとに簡単になっちゃったけど笑
まあ文句は言わせない!」
私「ただいまー、お!今日は何かなー…え?ごはんこれだけ?」
妻「え?何か文句あるの?見てないでお皿運んでくれない?私まな板とか洗わなきゃいけないし」
私「いやだってこん
はいここで一旦止めます。
お互いの思考と行動を整理。
私
・ほんとに夕飯簡単だな…これだけかい
・忙しかったのかな?料理頼んだだけなんだけどな…
・怒ってる!なんだよ…
妻
今日私が行った行動リスト
・冷蔵庫内の食材をチェック
・買い物に行き、食材を購入
・重い袋を持って帰る
・食材を冷蔵庫、棚に分け保管する
・調理スペース確保の為シンクの洗い物を洗う
・乾いた食器を棚に戻す
・調理方法を調べる
・調理する
・料理が簡単になった事を少し後悔する
・料理を食卓に運ぼうとする
・調理後の洗い物を行おうとする
私「料理」1つだけ頼み事をした
妻「料理」11の項目を実行した
実に10個もの行動に認識のズレがあったのです。
男性が考える家事は代表的な所で言うと
掃除、洗濯、料理あたりでしょうか。
一口に「料理」をすると言っても
その中身は様々な行動が必要になってきます。当に仕事の様です。
様々な行動や条件、思考が複合的に絡み合い1つのカタチとなっているのです。
家庭でのこういった小さな作業が、最近「名もなき家事」として注目されています。
家事をしない人にとってはそこがわかりません。経験した事が無いからです。
家事の大変さを知るには、まず相手の行動を知り理解する事。そしてやってくれている人に歩み寄り、感謝の気持ちを持つ事。
これは何にでも言えますが、家事の場合は特に重要になってきます。
昨今名もなき家事が様々やメディアやブログで紹介されています。
100個近く細かく分類分けされたり、可視化されるアプリを使って夫婦の話し合いを持たせてみたり。
もちろんそれも良いと思うのです、お互いがお互いの事情や思いを共有するきっかけになるので。
ですが、基本ですよ!基本!
家事は面倒な物です。やらずに済むならやりたくは無いものです。
家事が好き、効率的に行う事に満足感を感じ行える人は僅かだと思います。
私も家事は好きですが、勿論やらないで済むのならその分を趣味の時間にあてたいです。
今は家事も替わりにやってもらえる時代ですしね。
こういう物を使って有効的に時間を過ごすことも大切です。
この話題のミソは
「頑張ってる私を認めてほしい」
これを可視化した自尊心の問題なのです。
もちろんテレビ等を見て
「なるほど、すごい良いね!こんなにも頑張ってくれていたなんて。ありがとう。もう少しここの部分を僕がやってみるよ!」
「ありがとう!そんな風に言ってくれるなんて…私ももっと出来るようにするね。理解してくれてありがとう!」
こんな聖人君子同士の夫婦なんてなかなかいません。これで良い結果に繋がれば勿論何の問題も無いですが…
「ほら、言った通り8:2で全然私の方がやってるじゃない、こんなに大変なの。料理洗濯掃除だけじゃないんだから」
「わかったよ…俺だってこの間の休みの日は掃除したんだからな!」
「え?あんなの私は毎日やってるわよ」
「なんだよ…整理収納とかいってるけどな!この前掃除してたらオマエのへそくり見つけたんだぞ」
「はあ?私だってアンタのスーツクリーニングに出した時キャバク
こうなります。
これは極論ですが、マウントの取合いです。笑
自分をわかってもらいたいツールを理路整然と出しても、相手は嫌なデータを見せられ批判されているのですから抵抗します。
お互いの感情に歩み寄らないままツールを使い、自己主張を繰り返すからです。
この話題のゴールはメディアに触れたりツールを使う所ではありません。これはあくまでもきっかけです。
ツールを使ったり、数で圧倒させたり
点数をつけたり、何でもカテゴライズしたり
私はそういうのは他の人にお任せします。もっと詳しく効率良く合理的に紹介、実施出来る方々に。
私がこの記事で伝えたい事は、ツールでもロジックでもなく
「次に相手と顔を合わせたら、今日やってくれた事にありがとうと伝えてあげる」
これだけです。ここからです。
この気持ちが無ければ人間関係なんて良くなりません。職場も家庭も環境づくりは同じです。
目の前のリストと睨めっこする前に、
パートナーにあたたかい声を掛けてあげてください。
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